勝ちたい(欲望)<今すべきこと
インターハイ予選、ダブルス1位が決定しました。3年生ペアを2年生ペアが破るという結果に会場もざわざわしていました。ダブルスではサービスの良し悪しで2人のリズムが変わってしまうことが多く、得点にも大きく影響を及ぼします。
決勝での3年生は、力が入っていたのか、シャトルを持っている手が小刻みに震えているのが見えました。 「本番に強くなる」―メンタルコーチが教えるプレッシャー克服法 白石 豊 (著) という本を思い出しました。 今回の準決勝、決勝はY社のシャトルだったのですが、最近のシャトルは「最初は速く、次第に羽が開き重くなる」という傾向を感じます。以前は羽が徐々に欠け、速くなっていく事が多かったですが。 ラリー中に急激にシャトルが重くなったにもかかわらず、戦術を変えずに「勝ちたい」という力だけで打ち込み、余計な体力を消耗してしまったケースも目にしました。 「如何に早く点を取るか」 ゲームでは、自分の技術や体力を披露するのではなく、相手よりも先にゲームをとることが最も大切です。エラーに対して自己否定で時間を費やすことなく、いち早く状況の変化に対応し、戦術を考えることが、「今すべきこと」なのでしょう。 |
「守り?」「攻め?」
今日はダブルスのノックをしました。上から打ちおろされるショットをリターンしたり、サイドからのショットを沈めて前への返球をプッシュしたり。
攻めるという気持ちが作りやすいプッシュ練習では足が動くのですが、リターン練習では「守る」という意識が強いのか、なかなかリズムにのれません。 「守る」「攻める」といいますが、何となくバドミントンではそのような区別がされるラリーは少ないような気がします。守っているようで攻めている、攻めているようで守っているような。 練習のときは「守り」「攻め」などという区別で意識付けをしないことが大切なのかもしれません。 |
ブレイブボード
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インハイ予選ダブルス
ふくらはぎ肉離れから2週間が経ちます。少しずつ動いてはいますが、ふくらはぎ奥の方で何かまだしこりが残っているような感じです。
生徒達は明日からダブルスのインハイ予選が始まります。ダブルスだけに安定した形はまだまだできていないようですが、夏に向けてしっかりと練習しなければならない課題を公式戦で見つけていきたいと思います。 |
シングルスでの「慢」の欲望
週末は年齢別公式戦に出場してきました。金曜日の練習中に「ふくらはぎ」をやや痛めてしまったので、力を出せるかどうかが不安でしたが、とにかく「準備だけは!」としっかりとアップしてまず初日のダブルスに臨みました。ふくらはぎに負荷をかける余計なジャンプをしないように心がけ、ふくらはぎの方もなんとか最後まで悲鳴を上げずに持ちこたえてくれました。シャトルが重かったものあり、展開を有利に運ぶことができ勝ち切りました。
翌日のシングルス。先月の試合で優勝していたので、何となく「勝たなければ」と余計な固さもあり、また、コートサイドの審判の方々には知り合いの顔ぶれがずらり・・・。準決勝では周りへのアピール・・・「自分の力を見せたい!」という「慢」の欲望がめらめらと燃え立ってしまっていました。ラリー中に周りの方のイメージが心に浮かんでいたのを今思い出します。もはや集中力は半減。 体勢の悪いショットを無理に攻め込み、逆に追い込まれる始末。しかも、それをまた「頑張って(アピールのために?)」返球する自分の姿がイメージされ、体には徐々にダメージが。室温が高い中、息も上がり、頭もぼーっとし・・・。もはや足のことなど頭になく、自分の今の力を超えていたのでしょう・・・ファイナルゲームでふくらはぎが「ブリッ」と泣きました。 ダブルスでは周りで知り合いが見ていてもさほど気にかからないのですが、シングルスでは(久しぶりに出場したこともあり)、「自分が!自分が!」という欲望が強くなってしまうことがわかりました。もっともっとゲームに慣れる練習をして「自分の力」を知ることが大切であると思いました。 とりあえず肉離れをじっくりと治し、また一から練習を始めたいと思います。 |