之を如何!!
生徒達の大会が終わり、芳しくない成績に少し焦っているようです。先日は生徒の方から反省会をしたいと申し出があり、1時間ほど全員の意見を出しながら話し合いを行いました。
今までは「とにかく練習しまくる!!!」という感じでしたが、ようやく今の現状をしっかり把握しようという意識が芽生えてきたように思えます。「肝心なのは負けたあと」なんですね(米長邦雄名人談)。 フットワーク練習の意義、基礎打ちの質の向上、シャトルをいかに相手コートに返すかの意識など、少しだけ私も加わりながら反省会を行いました。 「子曰く、之を如何、之を如何と曰わざる者は、吾之を如何ともする末きのみ」(論語) “どうすればいいか”と常に考えない者を、私はこれをどうすることも出来ません、という意味です。 体を練るという古武術の話でも、体の動かし方が「できない」という感覚が大切で、「できる」と思うと進歩が止まると言われています。 どうすればうまくいくか、これがまだまだできない、と悩んで悩んで突き進んでいくことが人生を豊かにするのではないでしょうか。 |
全日本シニア
全日本シニアが宮城県仙台市で行われました。シニアの部のインターハイという感じでしょうか。しかし、高校のインターハイでは都道府県ごとに2枠が決められていますが、この大会は強豪県からの参加が多く(登録人数が多いため)、ここ数年は緒戦からとても厳しい対戦となってきています。その上、一日の試合数は4〜5試合。まさにアイアンマンレースのようです。センスで勝てるのは数年だけ。後は練習量と心だけが頼りになります。それにしてもこの大会に参加される選手の多くはとても謙虚で、笑顔を絶やしません。それを失った選手はやはり大事なところで実力どおりの結果には届いていないようです。決勝戦で数試合、そのような結果になっているのを目の当たりにし、あらためて謙虚さの大切さ、油断の怖さを学びました。観客が応援したくなるような姿勢がやはり大切です(知り合いでなくても)。
さて、私は35歳以上のダブルス、シングルスに出場しました。 ダブルスではベスト8という結果に終わりました。2回戦の激戦で学んだことは、「体が引き延ばされて打つスマッシュの危うさ」でした。とにかく強く打ちたい意識のもと、リズムが合っていないにもかかわらずジャンプして(固くなっているため)、シャトルに対して体が伸び切ってスマッシュすると、着地した後でもリズムが乱れ、次への返球に対しても「無理矢理」のショットが多くなってしまいエラーする確率が高くなってしまうのです。おそらく重心が高く移動してしまい、俗に言う「腰が高い」状態になってしまっているのでしょう。ジャンプしたとしても、インパクト時には体はある程度ゆるんだ状態が大切です。特にジャンピングドロップは体のゆるみを確認できるショットです。しっかりとこれから練習したいと思います。 準々決勝では強豪ペアと対戦しましたが、アタックの強さと細やかな緩急ショットに圧倒されてしまい、ラリーをさせてくれませんでした。久しぶりの完敗でした。 シングルスでは、緒戦から激戦続きでしたが、なんとかベスト16に入ることが出来ました。緒戦では少し体力の温存を考えて、ラリーをゆっくりとまわしていたのですが、やはり、そんなことをするような余裕(技術)はなかったと反省しています。ファイナルの後半、5−11のビハインドから開き直り、アタック中心に攻めました。すると今まで取りにくかった相手のドロップショットも前で対応できるようになり、加えて相手からのロビングも浅くなり始め、逆転に成功しました。攻撃はやはり大切です。リズム感が戻れば疲れも少ないのですね。 2回戦ももつれました。サイド、サイド攻撃ではやはり単調で、前へのリターンで追い込まれましたが、発想の転換(開き直り?)で、センターへのネットやハーフ、ボディーへのアタックを中心に攻め、ギリギリ勝ちを拾いました。 3回戦ではようやく普段の柔らかさが戻ってきた感覚があり、相手のカットやスマッシュをハーフに沈めてから攻撃する展開へと持っていくことが出来ました。今までは、前に置くのが怖く、後へアタックロブばかり打っては攻め込まれていました。気持ちって恐ろしいですね。 4回戦ではドロップとネットのとても上手な選手と対戦しました。1ゲーム目は全く対応できず9−21で負け。よくよく振り返ると相手のドロップに対して上げてばかりでした。後から前後に揺さぶられ何も出来ない状態です。ネットの上手な相手にネット勝負を挑むのは勇気がいりますが、ここは「試されてる」と考え、「上げない勇気がどれだけあるか」に挑戦しました。ネット下で触るものの、ネットの高さでお辞儀するネットがようやく出始め、2ゲーム目は勝利。しかし、ファイナルゲームは今までの激戦でかなり息があがってしまっていました。もはやすべてをかける気持ちで、中盤までは競り合うことが出来ましたが、後半は差を開けられ、15−20。もはや運を天に任せる気持ちで1点取って16−20。後はサービスをエラーしないことだけを考え、ゆっくりと打ち出していました。思ってもいないような制球と相手のエラーで19−20。しかし、最後は相手のカットスマッシュがオンラインに決まりゲームセットでした。 最終日は試合観戦でした。シングルスではクリアやアタックとともにカット(スライス)ショットをとても上手く使って、ラリーのテンポを調整するとともに、相手の足も止め、さらに相手に下で触らせるという展開を多く見かけました。特にラウンド奥からクロスにカットするショットはシングルスでは必須です。このあたりをよくよくイメージしてこれから練習したいと思います。 この試合が終わったとともに、もう来年への準備が始まります。今日は生徒達にこの大会での様子と、普段の心がけを話しました。 「人は言葉で思考する動物。感情をコントロールする言葉を上手く使いこなさなければ、すぐ強い感情に流されてしまう。言葉を多く使うにはやはり読書が大切。」 「言葉が変われば思考が変わる。思考が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば性格が変わる。性格が変われば運命が変わる。」 |
いよいよ・・・
この週末は生徒達の近畿大会があります。土、日と学生達をヒッティングパートナーにしっかりと練習していました。いろいろと細かいところも目につきますが、今はともかく心の持ちようが大切ということで、日々を充実させる意識を大切に考えています。
「爆笑学問」という番組で「古武術」がテーマになっている再放送を見ました。甲野善紀氏のお手本がありました。やはり、初動では床を蹴って移動するのは遅く、「膝を抜いて、重心を移動させる」方が速くなるようです。バドミントンのフットワークにも必ず応用できると思っています。意識を丹田に落とし込む方法なども紹介されており「なるほど!!」と感動しました。 週末はいよいよ全日本シニアです。セルフイメージを大きく保ち、「自分らしいプレー」に自信を持って挑みたいと思います。 |
身体を練る(考2)
相変わらず古武術に思考が傾いています。一本足の下駄と4尺ほどの杖を注文してしまいました・・・。Youtubeでは合気道の塩田剛三氏のすばらしい体さばきや、高岡英夫氏のゆるスキーを見学しました。今日は、さほどストレッチをせずに、ランニング後、肩関節と股関節をゆらゆらとほぐしながらコートに入りましたが、これがなかなかいい感じです。古武術の高橋佳三氏によるとストレッチをした直後では筋力が落ちるということでした。筋が引き延ばされた後なので縮めることが難しいと。なるほどの考え方です。じゃあアップなしでコートに入れ、ということではないですが、必要以上に伸ばすのは考えものかと。それよりも肩関節、股関節をほぐすことが大切ではないかと考えています。少しトレーニングは控えています。
杖の体さばきでは「体が練られる」と書かれていましたので、体育館の隅で少しずつ実践しようかと思っています。生徒に白い目で見られそうですが・・・。 試合というものは勝ったり負けたり。先の試合を考えずに今の練習に集中する根性がまだまだ足りません。「ま、いっか」と甘やかす心の声をなかなか乗り越えられない日々が続きます。考えて考えて攻め抜く。最後には勢いがある方が勝利する。敗けには必ず理由がある。しっかり反省して理由がわかったら楽天的に。まだまだ鍛錬が足らないようです。 |
身体を練る(考)
体の使い方に最近は興味があります。「身体を練る」という発想。古武術ではよく使われる言葉ですが、今ひとつわかりません。私が参考にしているブログで「身体感覚の目覚め」というサイトがあります。この方はバドミントンをされており、古武術をどう使うかと稽古に励んでおられます。中でも以下の記事にはとても興味が引かれました。
「センスのいい選手と同じような体使いは部分的にばらして練習したとしても再現は出来ない、同じようにトレーニングしたとしてもそのような体使いは手に入らない。昔の練習方法は気の遠くなるような反復練習で、その中から体の使い方を覚えていった。体の使い方は動きの質を上げる『身体を練る』という発想を持って、套路という型をそのツールとして兼ね備え、だれでも質を向上させていける可能性を持っている。」 薄々は気づいていましたが、やはり反復練習がすべてです・・・。この戦術をやれば、この技を持ってすれば、手っ取り早く勝てる・・・なんて虫のいい話ですね。 古武術をスポーツに活かすという書物を取り寄せました。特に肩関節と股関節の使い方を重点的に参考にしたいと考えています。バドミントンは歴史が浅く、指導方法、練習方法ともにまだまだ発展の余地があると思います。数百年の歴史を持つ日本武術を再度見直さねばならない時期に来ているのかもしれません。 |