地面の力
今日は社会人の団体戦がありました。私はダブルスでの出場です。
先週のN先生の脱力を思い出し、ラケットを高く構えることもなく、できるだけ長く持ち、肩の力を抜き、下に、下にの意識で構えるように心がけていました。昨日の練習では、本当に力のある返球ができるように戻りました。肘の手術後、グリップには本当に自信がなく、強く握ることで何とかしのげると思い込んでいました。しかし、脱力することで本来の動きができるようになり、半分不思議で驚いています。 地面からの力はほんとに力強いです。逆に言うと、地面からの力を利用できないと本来の力を発揮できないとも言えるでしょう。まずリラックスして構え、リズムを取ることを意識すると、今まで見えなかった相手の動き、シャトルの軌道が見えてきました。そして、自ら仕掛けたラリーの返球がしっかりと待てるました。 明日もできるかどうかわかりませんが、この良いイメージは大切にしたいと思っています。 |
いつもの体育館
今日は久しぶりの学校での練習です。国体の強化練習だったので生徒達には休みがありません。疲れもあるでしょうが頑張っていました。
インターハイ会場ではすべて冷房が入っていました。しかし、梅雨明け後の学校の体育館は前にも増して暑くなっています。水分を摂っても摂っても喉が渇いた感覚があり、しかし、お腹は一杯というような感じです。 私も高校生と1試合ダブルスをしましたが、その試合だけでゆでダコになってしまいました。 ゲーム練習後、生徒達は成年男子や大学生達とバドミントンでミニゲームを楽しんでいました。そういう遊び感覚というのは大切ですね。 |
インターハイ最終日
今日はいよいよクライマックス、準決勝から始まります。ダブルスは優勝候補との対戦。力の差はあるのですが、それに対してどのくらい力を発揮できるかを期待してましたが、やはり初舞台の2年生ペアにとっては雰囲気を自分で作り出すことはできなかったようです。決められるイメージや自分のミスが頭に残ってしまったのか、ほぼ3〜4ラリーで終わってしまっています。スマッシュを打ち込まれ、前衛に捕まるか、後衛からの揺さぶりにエラーをしてしまうか。アドバイスもなかなか耳に入っていかない様子です(この状態だと具体的な戦術を話することもできませんが)。
シングルスも相手は強敵です。しかし、序盤から離されていきます。ロブが甘く、ヘアピンが単調でした。プッシュができる体勢になかなか入れないようでした。1ゲーム目負け。2ゲーム目に入りいい感じで進みましたが、中盤離されます。しかし、17−17から3本連取され17−20。18−20になるも相手のロビングをアウトと判断しゲームオーバー。コーチ席でそのロブを見ていましたが、軌道からはアウトと判断できるものでした。しかし、落ちる直前に失速。エアコンの影響だったかもしれません。 インターハイが終わりました。負けを引きずるあまり、まだ心がストレスから回復できていない生徒もいます。人の目を気にしすぎると勝っても負けても心に良い影響は与えられません。心と体はつながっているので、体の回復力も衰えてしまうかもしれません。 「平常心」の保ち方が本当に問われるのはここからだと思います。 |
インターハイ4日目
今日はシングルスです。団体戦、ダブルスとフル出場の選手達は、体と心の疲れに悩まされているようです。本戦では練習試合の結果ほど当てにならないものはないと思いました。個人の力が出ないことがおおいにあるためです。試合前、試合期間中の調整とはどうあるべきなのでしょうか。調整とは奥深いものなのでしょう・・・・・・「調整」ってなに?
相手は全日本ジュニアでベスト○○・・・、全国選抜でベスト○○・・・など考えて試合に臨むほど愚かなことはありません。そのゲーム中、自分が感じたことを素直に受け入れ、戦術を考えることが一番大切です(ある程度の事前調査は必要ですが)。他人の意見や先入観はかえって余計な思考となってしまうように思えます。 明日は、ダブルスとシングルスに一つずつ出場します。もはや、開き直って思い切ってプレーしてほしいと思います。 “自分にできるはずのことを達成する勇気を、我に与えたまえ。” “達成できなかったことを受容する忍耐力を、我に与えたまえ。” “そして、この二つの違いを知る英知を我に与えたまえ。” |
インターハイ3日目
今日は個人戦ダブルスでした。団体戦の後の試合なので、今までもいろいろと波乱含みの結果が多くありました。今回もそのようで・・・。
3年生ダブルスは3回戦くらいで敗退。2年生ダブルスがなんとベスト4まで残りました(第4シードが棄権ということもあったのですが)。 3年生ダブルスは、一つ目の試合から何か気持ちの入らない様子です。リズムが悪く、羽を待てていない感じがありました。 良いプレーは、心と体がシンクロしたときに初めて生まれます。もしかすると、前日の試合の影響で体の疲れ、心に受けた極度のストレスから回復ができていなかったのかもしれません。「やる気」が戻ってこない様子でした。本人達もなぜそのようになってしまっているのかを理解できないまま試合は流れてしまいました。前日の団体戦準決勝ではとても高い集中力を発揮しています。逆に言えば、このような集中力を普段発揮できていなかったのかもしれません。強いストレスがプレーに影響したのかもしれません。 これからの練習では、強いストレスをかけて練習させ、そのストレスから回復できる時間をしっかり設けて、コートに入る時の集中力を持続させることが、大切なのではないかと感じました。 全国大会のようなストレスを感じさせる・・・。普段の学校の練習でどう工夫したら良いものか。環境整備が難しい課題です。 |