術後5ヶ月
肘部管症候群の手術から5ヶ月が経とうとしています。肘部管症候群による指の麻痺や筋萎縮が始まってしまっていると術後の回復に相当の時間がかかるようで、相変わらず手の平外側の筋肉が戻らない状態ですが、少しずつ握力と小指、親指の感覚が戻ってきているように思えます。
リストスタンドを維持することが難しく、ヘッドがすぐに下がってしまい、うまくシャトルをコントロールできませんが、神経系の全治1年を目標に、今はスカッシュのラケットを振ってトレーニングしています。「この状態」を否定することなく、一時の在り方と考えて、今できることに集中したいと思います。 「スマッシュを少し打てる喜びの感情に拘泥せず、スマッシュで相手の隙を狙うイメージを」 |
偏見
練習試合がありました。3校もの学校が来てくれました。生徒たちは夏バテしながらも頑張って練習やゲームに取り組んでいました。
ある学校の先生とお会いしました。生徒のような感じだったのではじめは先生と気づきませんでした。いろいろと研究熱心だな、というくらいにしか見ていませんでした。しかし、その後、チラッとその先生の話を耳にしました。なんでも、甲子園に出場経験があり、監督になってからも甲子園に2回出場したという経験をお持ちということ。今年度からバドミントン部の顧問になりクラブを活性化させるという目的で頑張っておられるようです。偏見とは怖いもので、その話を聞いた後はその先生の行動から目が離せなくなりました。 生徒が率先して動くことはまだできないので先生自身が率先して動いておられました。塩化マグネシウムを入れたお茶をこまめに作ったり、生徒のゲームのビデオ撮影、パソコンへの記録など、ものすごいバイタリティです。それもそのはず、朝は一人でランニングを、体育館ではストレッチングやトレーニングを行っていらっしゃいました。そういう人柄からなのか、お話しすると「監督」特有の威圧感はまったく無く、本当に涼しげな雰囲気を持っておられました。「名将」とはこういう人を言うのかな・・・とも思いました。 バドミントンという小さい枠の中だけでなく、いろいろなスポーツ分野にわたってお話を聞きたい人はもっと多くいるのかもしれないと思いました。 |
インターハイ その6
生徒たちのインターハイは終わりました。結果は、
学校対抗戦:ベスト8 シングルス:ベスト8、16 ダブルス:ベスト8 と、入賞はできませんでした。よくやったと言いたいところですが、ファイナルゲーム終盤、1ラリーを取るプレーにリラックスさが欠けたり、6点差を逆転され、その後のラリーに自信を失い、勇気が加えられなかったりと、負けるべくして負けた感じがします。 来年への手ごたえは感じてくれたと思いますが、やはり悔しいですね。 P.S. バド吉さん、審判お疲れ様でした(^^) |
インターハイ その5
今日は個人戦ダブルスがありました。私は所沢高校会場での試合にコーチとして参加しました。しかし、各自の力が出せなく、アドバイスも聞き入れられているのかわからない状態で思うような結果にはいたりませんでした。力を出せている状態だと戦術の話ができるのですが、力んできて力が出せていない場合は何をアドバイスすればいいのか迷っていました。手元にあったメモには、「サービス」の一言のみ。「今」に集中するためには訓練が必要だと思います。それは結果にこだわらない日々の練習の過程の中に見つけられるものだと思います。高校生で気づけるのか・・・とまた迷ってしまいます。
所かわってメイン会場。ベスト8に入ったペアの試合を見ました。リラックスしています。普段の姿が見えます。惜しくも準々決勝で敗れましたが良くできたと思います。力みとリラックスを自分でどう評価するか。経験なのか能力なのか。ここで悩むことに意味はあるのか無いのか・・・。つぶやきでした。 |
インターハイ その4
今日は準々決勝でした。根拠の無い自信感(不安の裏返し)と環境への違和感(エアコンの風など)がやはり表に出て実力が出せなかった試合になってしまいました。
感覚やテンポなどはあれこれと考えていてはスムーズにできません。どうしたいのかということを具体的(鮮明)にイメージできていなくては潜在意識が司る神経支配が働いてくれません。風の影響があったとしても受け入れて戦術を練る姿勢が大切です。 何がプレーの邪魔をするのでしょうか。未来への不安や結果からの後悔でしょうか。私は人を変えることはできません。助言をすることでその人が変わろうとする手助けはできると思います。その状況ですぐに結果を出したいというのは私欲かもしれません…。 明日から個人戦が始まります。良い所をほめることで調子に乗り、実力が出るように手助けをしたいと思います。 あれこれ考えるのも、自分の勉強になっているのですね。選手たちに合掌(-⊥-) |