愚痴と瞋恚
久しぶりの更新となってしまいました・・・。学校では桜が満開に近くなっています。
全国選抜の結果は・・・ファイナリストへの壁は破れませんでした。 この全国選抜が終了後、同会場では研修合宿が行われ、その期間中ですが明日から滋賀県で全国有力校ランキング大会(合宿)が行われます。学校によっては2週間ほど遠征状態だと噂に聞きました。凄いですね!脱帽です。 私はいったん帰りまして、学校業務を少々こなし、明日から滋賀県へ引率です。春休み・・・とはならない遠征の連続です。遠征後は新学期!!早い!! 昨日は一週間ぶりにラケットを握りました。手術から2年経ちますが、まだまだ手への神経は回復できていないようで、筋肉が落ちている感じがします。連続ドライブでラケットが上がらず振り遅れます。 明日からも私がコートに入る事は無いので、体育館の隅で体がなまらないように工夫したいと思います。ウッドのスカッシュラケット持参です(笑) ・・・と、迷いと不安から心が生み出した言葉でした・・・(合掌) |
全国選抜大会
埼玉県に入りました。今日は昨日に続き、生徒たちは日本大学にて練習の相手をしてもらいました。以前に一度行ったことはあったのですが、バドミントン部専用でコートマットが敷き詰められている体育館に入ると「すごい!」の一言に尽きます。
生徒たちは、野口君・山崎君ペアをはじめ、レベルの高い選手たちに相手してもらいました。やはり、トップレベルの選手になると、打つ球のスピードが違います。目の前でさらに伸びてくる印象を受けます。しかし、強打に共通している打ち方は、 「肘を速く後ろに引いてテイクバック、その際リストスタンドしながらラケットヘッドは最短距離を通る」 というものでした。肩甲骨周辺のインナーマッスルが強く、肘の引き方にブレが起りません。しかも、速くテイクバックが完了するので、そこからのドロップショットがとても高いレベルでコントロールされています。さすが!の一言です。 ピンボケです(汗) |
つま先の角度
全国社会人クラブチームバドミントン大会が栃木県で行われました。私は大阪代表チームとして参加しました。コートでのウォーミングアップが2分しかできない決まりだったので、1時間前からストレッチやフットワークをしっかりと行いゲームに備えました。体も何とか動き、私のダブルスは全勝で終えることができました。
栃木代表として全日本シニア、シングルスチャンピオンの大橋さんが出場していました。全日本総合でも拝見していたので、正確で粘りのあるプレーだとは知っていましたが、そのとおりの全くぶれないプレーで全勝されていました。さほど筋肉質ではないのですが、動き出しはとても速く、シャトルをかる〜くさわっているのをしばらく観察していました。 足の着き方は「ペタペタ」という感じで、床を蹴っている感じは少なく、頭もあまり上下動はありませんでした。 特につま先の開き具合に注目すると、周りの人よりも大きく開いているような印象を受けました。バドミントンでは前後左右に動かなくてはなりません。大橋さんの場合は、両足(踵からつま先)が平行な状態ではなく、つま先をやや広めに構え、動き出しを速くしているように思えました。 後ろから打ち込むアタックタイプの人は、相手のインパクト直前に足を前後(半身)に着地させ、前後への動きを強化することがあります。しかし、ラリー作りの中から攻めて行くタイプでは、このようにいろいろな方向への動き出しをスムーズに行い、終盤になってもスピードが落ちないようにしているのではないかと考えられました。 |
アドバイス・・?自己主張・・?
小池龍之介住職の指導のもと、自分の感情を眺めてしばらく・・・。
私は一応、指導者という立場なので選手達からアドバイスなどを求められたりもします。目が行き届いていない時は、適当なことを言うのではなく、率直な感想を聞くことにしています。 しかし、じっくりと見ることができている時、しかも、これは伝えた方が良いなと思った時は、選手達に話をします。しかし・・・そういう時に限って、「同じ話が何度も出てくる」「話す口調が速すぎる」という現象を起こしてしまいます。 「あ〜また同じことをしゃべっているな〜」とか、「速くしゃべりすぎて呂律が回っていないな〜」と途中で気づくことがしばしば。マシンガンのようにしゃべってしまうと、聞いている方は不快感しか感じず、内容は頭に入りません。さらに、その表情を見て「わかっているのかな〜」という不安感(怒り)の感情が起こり、自己中心的な押しつけが始まり、さらに声を強めてしまう・・・。しかもこれは、相手の様子を見た直後、ほぼ反射的に起こってしまいます。悪循環!!! 自分の声を自分でじっくりと観察することが大切であると「考えない練習」に書かれてありました。もし速くなったり、繰り返しそうになった時は、「間」を恐れずに、作ることが大切です。 おだやかな表情で・・・たおやかに・・・ゆっくりとした口調で・・・間を味わえるようなアドバイスをしていきたいと思っています。 「考えない練習〜休脳のススメ〜」小池龍之介著 |
「褒める」という行為
「褒めて指導していきましょう!」というコーチングが、よく言われています。もちろん怒りながらよりは効果があると思います。
私も、その言葉通り、しっかりと良いところを褒めて(?)、悪いところはある程度そっとしておき、良いところを伸ばそう(自分の価値観<我が儘?>の中でしかありませんが)と考えて指導してきました。 しかし、そのうち「褒める」というような良いところがいつも同じところとなり、選手側にも飽きが見え、私自身としても同じところを何度も何度も褒めるのもちょっと抵抗を感じるなと思ってきていました。 また、無理矢理良いところ(過大評価まで入って)を探して、そのことを笑顔で生徒に伝えることが、自分への偽りとなって、ストレスとなってもいたのでした。 「イエデ空間」での小池住職の話によると、 「汝は素晴らしい、もっと同じことを繰り返して私を喜ばせなさい。そのかぎりにおいて、汝を承認してあげよう。ただし、もし失敗したときはどうなるかわかってるのだろうな、コラッ」 すなわち、褒められた側が無意識的に感じてしまうのは、褒めてもらえたことについて成功し続けない限り、承認してもらえないのだろうな、というプレッシャーであります。 ということが、自分の心の中にずーんッと入ってきました。 やはり、知らず知らずのうちに「私を喜ばせなさい」というプレッシャーを与えていたのだと感じたのです。 まとめの部分では、 ホメて甘やかすよりは、ポイントを定めて穏やかに叱るほうが遥かに「マシ」な教育方法だということが知られましょう。 と語られていました。心から褒める場合は良いと思うのですが、それ以外は上記の心構えでしっかりと話をする方が良いんだと感じました。「穏やかに」、「さわやかに」...良い表現ですね。 |