関東遠征
月曜日から関東の方へ練習試合にいきました。大学や高校など3校お世話になりました。夜行バスでの移動だったので体調が万全ではなかったようですが、生徒たちはレベルの高い、強い球に少しずつ慣れてきたようです。最初は日本大学でしたが、専用体育館にコートマット、冷房完備とさすがな環境でした。また、白板には「勝つための要素」とでもいいましょうか、各個人についての課題設定が書かれてありました。日体大の方は初めていきましたが、とても大きい体育館で、最近では「トレーナーサークル」の人たちが各クラブについて治療やウォーミングアップなどをされるようです。テーピングなどもすぐにしてくれるようで「さすが体育大学」と感動しました。
現地では電車での移動だったので、複雑な路線に迷いながら右往左往していましたが、怪我もなく無事に帰ってくることができました。 帰阪した日は、大阪中学生大会の最終日。我が息子ペアはなんとか近畿大会に進むことができました。 やはり、大阪は暑いです・・・。 |
「足るを知る」気持ち
インターハイまでいよいよ一ヶ月になりました。組み合わせが発表され、練習試合等でスケジュールが詰まってきています(汗)。
梅雨明けとともに日差しが強くなり、汗も短パンから滴るようになってきました。全国の選手たちもこの中で頑張って練習しているものと思われます。しかし、大阪は特に気温とともに湿度も高いので、練習時間を早朝から午前中までにずらした方がいいのかもしれません。ただ、インターハイでエアコンの入らない会場では我慢大会になりますが・・・。 体育館で汗をかき、暑いからといって扇風機にがんがん当たったとしても、次第にその風が熱く感じてきます。扇風機を止めてやや汗が出るようになると、外からのかすかな風に「涼しさ」を感じます。 暑くとも、寒くともそれはすべて「苦」の他ならず、そこから一瞬解放されるところに「楽」を感じます。つまり「楽」は「苦」があってはじめて存在するもの。クーラーも長時間あたると次第に肌に痛みを感じ、逆に「苦」でしかありません。就寝前のエアコンは気持ちがいいのですが、次第に心地悪くなり夜中に目が覚めてしまいます。室温は「27度」設定なのですが。やはり、外気の心地よさにはかなわないような気がします。 風通しの良い場所で床に草のラグでも敷いて寝てみようかと思っています。 「熱中症」の事故が絶えませんが、やはり程よい気温に押さえる工夫と、程よい涼しさで「足るを知る」気持ちが大切なのでしょう。 |
暑い・・・寒い・・・と言わないこと
大阪では今年初の猛暑日を記録しました。体育館には猛烈な熱気が襲ってきています。期末考査前なので練習時間は少なめなのですが、やはり生徒達の熱中症は心配です。
さて、こつこつと続けている20分ランニングですが、かれこれ9ヶ月が経過しました。河川沿いを走るので、草の湿った香りや鳥のさえずりが聞こえ、最近では遠くに積乱雲が見えます。体調によっては気持ちいい日と辛い日があります。ここ一ヶ月はアキレス腱痛に悩まされ、ランニングする程度でも痛んできます。ふくらはぎに疲れが残っているといわれましたが、なかなか治療方法がわかりません。とりあえずコートに入る頻度を減らしていますが、体幹のトレーニングは続けようと決めています。 体育館では「暑い・・・」とため息のような声が聞こえています。しかし、それはある意味皆がわかっていることなのですが、敢えて口に出すことで「自分の苦しみをわかって・・・」と甘えているような気がしてなりません。 森信三先生の著書(修身教授録)に「われわれ人間も、この「暑い」「寒い」ということを言わなくなったら、おそらくそれだけでも、まず同じ職域内では、一流の人間になれると言ってよいでしょう。」と書かれています。ですので、私はこの言葉を使わないように心がけています。もしその話題になっても「厳しいですね」と言うように変化させています。 心が過去や未来へ彷徨うとその場の色々な感覚が無視され、感じられなくなることは実感できます。テレビを見ながら食事をしても本当の味はかなりの部分が無視されています。暑さや寒さも意識しなければ(最低限、言葉に出さなければ)かなりの部分が無視されることでしょう。最近の気温は高くなっていると言われていますが、せめて言葉に出さずに「暑さ(苦)」の中の「涼しさ(楽)」を感じていきたいと思っています。 |
全国社会人クラブ個人戦
神奈川県で行われた全国社会人クラブ大会にダブルスで出場してきました。一般の部だったのでスピードについていけるか不安でしたが、今回はシャトルスピードが急に遅くなるというものでしたのでなんとかついていけました。緒戦から神奈川の選手です(開催地なのである意味当然ですが)。前に切れ込まれながら押し込まれる展開でしたが1ゲーム目を延長ゲームでなんとかとり、続く2ゲーム目は相手の疲れも幸いし切り抜けました、が、足に異様な疲れが・・・。やはりいつも以上に動かされていた様です。2試合目は去年のチャンピオンペア。上手く球を作られながら、最後にはこちらがエラーをしてしまう展開。1ゲームを先取されました。しかし、2ゲーム目は相手が少しタイミングが狂ったのか、センター球などでエラーが出てきました。そのまま逃げ切りファイナルゲームへ。まだまだ気が抜けない状態で集中してゲームを運ぶことが出来ました。奇跡的にも勝利。終わった後で感じましたが、相手の調子崩れ方が尋常でなく、怪我でも起こったのか心配になりました。
3回戦は去年の全日本シニア準優勝ペア。気負いがあったのか後衛でのエラーショットが多く出てしまいました。圧倒的に押し込まれ完敗でした。試合後いろいろと話しながら次への課題をペアと確認していました。(負けられない?)気負いは強さに強さで対抗してしまいます。「柔よく剛を制す」しなやかさを念頭に置き、これからも練習を重ねなければなりません。 「負けられない」というマイナス感情を出してしまった時は、結果に意識が彷徨います。大切なことは難しい球を処理しようとする集中力を楽しむことだったのですね。しかし、ゲーム中に選手と客観的なコーチをこなすことは本当に難しいと感じました。「じゃ、どうする?」の問いに上手く答えることは出来ませんでした。 最近は、負けた人たちのことをどう考えていくかということを意識しています。自分たちが負かされた相手のことはいつまでも覚えているものですが、勝った相手の大部分はほとんど記憶に残りません。これでは自分の成長も止まってしまうような気がしてなりません。 共に練習を積み重ね、たまたま試合で対戦したとしても、それは偶然のようで必然。何か学び取りなさいという合図なのかも知れません。勝った負けたで騒がず、その試合でのプレーを反省し、日々刻々と変わるプレーをしっかりと見つめていかなければと思います。今日は51対49で勝ったけど、あすは逆転するかもしれない。その差を大きくするも小さくするも自分次第なのだと言い聞かせながら精進することが大切です。「謙虚さと大胆さ」を両立させる人間に憧れます。 |