前衛の位置
今日は朝から警報だ延着だインフルエンザだと騒がしい一日でした。面倒くさいですが教室にはマスク着用です(^^)。
昨日のシングルスの練習のせいか、左足首の痛み、左背筋の張りなどが若干残っていますが、今日も頑張ってトレーニングできました。夜は電子温灸器で治療です。 今日、生徒と組んでダブルスをしました。私が後衛の時、なぜか相手のアンダーハンドショットに対していつもより私の動き出しが遅れてしまいます。時には動けずにノータッチエースをとられてしまいます。相手のショットが良いからだ!と言ってしまえばそれまでですが、そんなことでゲーム中に自己批判してもしょうがないのでじっくりと状況を観察。なぜ、遅れるのか・・・。 「相手が打つ瞬間が見えない」ことに気づきました。スイングスピードが速くてという訳でなく、ペア(前衛)が邪魔で見えないのです。前衛なので前に詰めて待っているのでしょうが、私が相手を見ようと少し頭を動かしてもインパクトの瞬間が見えないのです。 「ペアが前に詰めすぎて、私の視界からは見えない」 ということがわかりました。前衛が相手に近づけば近づくほど、こちらの視界は狭くなります。逆に後衛よりに少し下がっている状態だとちょっと頭を動かせば見ることができます。 しかも、前衛は前に詰めすぎているあまり、相手のコース揺さぶりに対してあまりにも無防備で、すぐ横をすり抜けて後ろに来ます。気づいた時にはシャトルはもう私の目の前です。さらに、相手の強いドライブショットに対して、前衛は近すぎて速さに対して対応できずエラーが多くなってしまっています。 ダブルスとは難しいものです。こういうところでお互いの動きが制限されるということもあるのですね。上達方法に載せていたダブルスステップアップ編を思い出しました。 |
ここからの出発
近畿大会も終わり生徒達の試合も一段落です。シングルスでは2位、3位となかなかの健闘ですが、今ひとつ力が出せなかったのではないかと思っています。
決勝戦直前の準備に全力で力を注いでいた選手の方に勝利の女神は微笑んだのでしょう。 「肝心なのは負けた後」米長邦雄名人 という言葉を今日は生徒達に話をしました。トーナメントにおける勝ち残る人はただ一人(一組)。残りの人はすべて負けを経験します。勝って浮かれている人はそこで成長が止まります。次の機会には「何となく勝てそう」という自信もなく、もろくもプレッシャーに押しつぶされるでしょう。負けた人はその直後から次へのステップが始まります。 怠らず鍛錬を積み重ねていく人は、いずれその実力通りの場所へ行けると思います。たまたま勝ってしまった人は、その実力を磨かないとすぐに落ちてしまうでしょう。 「負けても笑える幸せと、勝っても不幸になる人生があることを知らねばならない」米長邦雄名人 勝っても負けても謙虚さを忘れずに精進することこそが大切なのです。 今日は久しぶりに学校の体育館でシャトルを打ちました。しかし、4日ぶりにしては少々負荷が強く、2時間コートに入りっぱなしでなかなかの疲労感です。さらに、夜1時間、社会人の練習にも参加してきました。 「4日間のアンダーストレスは、4日間かけて元に戻す」と考えています。今日のゲーム練習では負けてばかりでしたが、結果に左右されず、今やるべきことにしっかりと気持ちを入れていきたいと思っています。今日の高い負荷のストレスからしっかりと回復し、全身への身体意識を高めていくことが今の課題だと考えています。 |
近畿大会ダブルス
近畿大会ダブルスが終わりました。実力が出せなかった人、出せた人さまざまですが、出せたからといって結果がいいとは限りません。普段の行動も関係してくる「運」をどれだけ自分のものにできるかということを最近考えています。「幸運も、不運も実力」です。
今回はベスト4に3つ入り、2年生ダブルスが優勝しました。実力はあまり変わらないと思っていました。思えば夏のインターハイ3位から、校内においても勝ちから遠ざかっていたペアのうれしい優勝だと思います。準決勝では圧倒的なゲーム展開を見せ、決勝では1ゲーム目を取られるものの、逆転しました。 結果に押しつぶされることなく、自分の「今なすべきこと」を謙虚に受け入れることができた結果でしょう。負けた後は「あの時はうまくいかなかったね〜」などと話してもいいですが、勝った後は静かにしておくほうがいいと思います。喜んでもいいですがあまりしつこいといやみが出てきます。 「笑えるときに笑っておけ。いずれ泣く時がくる。」(升田幸三 実力制第四代名人) この言葉には本当に深みを感じます。 |
ある程度の孤独
今日から近畿大会のため和歌山県に来ています。去年までの日程ではほんとに体育館が寒いのでコート等が必要ですが、今年は何とか薄着でしのげそうです。
うちの生徒のコートを使っての練習時間は50分間。こういうときはゲーム形式でしたほうがいいのか、もっと負荷を与えるためにパターン的なものを行うのか迷います。 ゲーム形式ではラリーがすぐに切れることが多いため、結局、あまりシャトルを打つ時間は確保できません。しかし、「ゲーム感覚」(?)は体験できるかも・・・生徒がゲームを希望したのでその割り振りを指示しました。 人数が多かったのでコートに入れない選手もいましたが、空き時間はあまり動きたくないらしく、ずっとストレッチ等をしています。トレーニングもいいストレッチになると思うのですが。 少し生徒に助言はしておきました。私は私の試合でもないにかかわらず、コートサイドでトレーニング。汗だくです。人目を気にしていては自分の目標は達成できません。自分の目標に近づくためには、「ある程度の孤独」な状況を作らなければだめだと思うからです。結局頼れるのは自分自身しかいないからです。 明日はどんな状況が起こるでしょうか。余計な感情なしに生徒のために全力投球です。そういう姿勢をも勝利の女神は見ています。 |
勢い
「人間における勝負の研究」米長邦雄著を読んでいると、「勢い」についての解釈が書かれていました。「勢い」とは攻めて行く感じを受けますが、守っている時、相手の強い手を受けている時にも「勢い」というものがあります。何手か後にこの態勢になると必ず攻めるという前提で受けている場合です。
バドミントンに当てはめてみても共通するような気がします。常に勢いよく攻めきりたいと考えるものですが、相手もそうは簡単に攻めさせてはくれません。ネット前に柔らかく返したり、上げるようで上げないショットを繰り返したり、猛然とアタックしてきたりと。 レシーブで守る時にも、「このラリー展開に持ち込めれば次は必ず攻める」と受けているときは、「勢い」があるような気がします。攻撃する準備をいつも整えているからです。 しかし、余裕のない時は、守っていた後、チャンスラリーが来た時に、あわてて打ち込んでしまう場合があります。こういう時によくエラーしたり、逆にその球を狙われて一気に差し込まれたりするものです。攻撃とは強いショットだけでなく、より効果的なラリーに持ち込めるショットと考えるように普段の練習から意識することが大切だと思います。 |