できる自分をイメージする
早速、スタンンダードイメージをインプットしようと、昨晩は北京オリンピックの男子ダブルス決勝「Cai/Fu(中国) 対 Kido/Setiawan(インドネシア)」の試合をじーっと1時間くらい見てから寝ました。印象に残ったのは、
「Caiのショートサービス」 「Kidoの表情」 「Setiawanのリズム」 でした。今日は生徒とダブルスの試合をする機会がありました。チャンス!とばかりにコートに入る前、まずペア(生徒)と約束。松岡修造さんの言葉から「ゲーム中、謝る言葉は言わないようにしよう」、さらに「試したいことがあるからミスは出ると思う」と伝えました。 「Caiのショートサービスを打つ」 「ミス、もしくは決められてもKidoの表情を作る」 「常にSetiawanのリズムを真似る」 と自分に言い聞かせ(イメージのみでろくに練習していませんが)、試合開始。 まずは1ゲームを先取、2ゲーム目は押し込まれ14−21くらいで負け、ファイナルゲームは14−19のビハインド。「苦しい時ほど笑顔で」「地面にしっかりと立つ」を心に置き、試合に集中。逆転勝利!(23-21) 結果もうれしかったですが、ラリー間に昨晩見た3人の表情やイメージが何度も何度も出てきたことがゲーム後、印象に残りました。 |
金スマ「松岡修造の熱血テニス塾」
掲示板の方で話題になっていたので録画を見ました。
私は松岡修造さんは昔からとても好きです。言葉に裏表がなく、相手を思いやる気持ちが表れているからです。 全部見れないのが残念でしたが、その中から抜粋。 「ずるく、かしこく、だます」 マレーシアのジュニアバドミントン指導方法では、 第1段階 如何なるシャトルも相手コートに入れなければならない。 第2段階 高い打点でショットする。 第3段階 より厳しい場所を狙う。 第4段階 スピードのある球を打つ。 第5段階 騙す という段階があるそうです。世界で通用するには、もはや「だます」ことは10歳くらいから実行しないと遅いということですね。 「できる自分をイメージする」 セルフイメージを如何に大きく保つか。自分を信じることができないと「どうせできない」自分が表出されてしまいます。「あきらめない」ことはその根幹にあります。 「決断力の大切さ」 視野の広さも含め、バドミントンでは0コンマ何秒で決断しなければなりません。 「コート内で謝るな」 これ、大事だと思います。ダブルスなどではミスの度に「ごめん、すみません」と言っていることがあります。お互いにお互いを信じることができれば「こんなところでミスしやがって・・・」「こんなところでミスしてしまって相手は怒っているだろう」という感情は生まれにくいと思います。すべてにおいて全力でぶつかっている訳ですから。「謝るのならこのコートに入る前に真剣に練習してこい」というのが本音でしょう。 沢庵禅師の「前後際断」が大切です。 「感謝することを忘れない」 「内観」で思い出します。私もやってみようと思っています。自分一人で生きている訳ではありません。すべてにおいて依存する関係が地球上では成り立っています。 「ミスを恐れない」 「テニスは面白いものなんだよ」この言葉よかったです。私もバドミントンは面白いものだとずっと思っています。数年間バドミントンから離れていてもやはり面白くてまた始めている知り合いが多くいます。良い仲間です。 少しですが言葉を拾ってきました。松岡修造さんは「熱いね〜」といろいろなところで言われています。中には「熱い=ちょっとついて行けない」というようなマイナスイメージを持った言葉も見られます。しかし、子供達を一人の選手としてしっかりと見つめ、大きな優しさ、愛でもって接すると自然とそうなるんだと思います。私も選手と話しているうちに私が涙をこぼしそうになることは多々ありました。相手が準備できていると真剣さは伝わります。だから、最初の目標は自分で決めないといけないんだと思います。 見終わって、私もまだまだ浅いことがはっきりと感じられました。心の奥の方に重く留まるものがあります。役に立たない生活行動の誘惑についついのってしまう自分がいます。反省(合掌)。 |
白石豊先生
ふと立ち寄った本屋でぶらぶらと探していると、「白石豊」の名前に目が止まりました。数年前から日本バドミントン指導者連盟に所属させてもらっており、この先生のメンタルに関する講義が行われたことは知っていましたが、仕事の都合上、聞きに行けず少し残念に思っていました。
本のタイトルは「本番に強くなる」です。まあ、ありきたりなメンタル本かなと思い、ちらちらと中身を見ると「セルフイメージ」の言葉が。辻秀一先生の「スラムダンク勝利学」で出てきた言葉なので「なるほど、これね」と思って読んで行くと、外的プレッシャーに対して「おう!きたか!」と言ってみようという文字に反応して購入決定。 しかし、読んでいくと、とても深いのです。「メンタルタフネス」のジムレーヤーを始め、沢庵禅師、精神集中を利用したスポーツ自然上達法の「インナーゲーム」、ヨーガ、ゾーンと呼ばれる領域など興味を刺激されるキーワードがいくつも出てきました。何よりも先生自身が「座禅」を20年以上も続けておられるということに感動し、一気にファンになりました。 「その本は今の自分に読まれるべくして読まれている」 とはまさにこのこと。本との出会いは偉大なる人物との出会いです。数日で読んでしまいましたが、私への指導書の一つとなりそうです。早速、参考文献となっている書籍を4冊ほどピックアップして注文してしまいました。 「本番に強くなる」 白石豊 筑摩書房 |
「結果」への対応
地区大会予選会が終わりました。一部、皆が「勝つだろう」と思われていた選手の敗退が男女ともにありました。男女ともダブルスでは1年生ペアが初優勝しています。
結果が出なかった選手は悩んでいます。学校での練習も身が入らない様子。逆にある程度の結果が出たことに満足し、調子に乗るあまり謙虚さを忘れ、集中力を欠く選手もいます。いずれも「結果」に囚われている状態です。しかし、その中でも黙々と練習に励み、ゲーム練習でも良い顔になっている選手達もいます。「平常心」を上手くコントロールしているようです。「結果」はその瞬間で終わり。次の瞬間は全く予想できません。 同校対決が多く、結果によってはいろいろな影響が出ることはわかっています。声の掛け方が難しいのですが、今日から全日本ジュニアの予選会も始まってしまいます。外的、内的なプレッシャーをどれだけ冷静に見つめ、乗り越える(受け入れる、開き直る)ことができるか。そのプレッシャーから逃げてしまうと成長は止まってしまいます。ノンストレスは何事も退化させてしまうものです。 |
アンダーストレス・・・
高校生の夏の大会(地区予選会)が始まっています。暑い体育館で生徒達は怪我もなく頑張っています。私は役員で試合進行のお手伝いです。
そういう毎日なのでトレーニングがなかなか実践しにくく、体に不調がきています。まず、座ることが多いので腰痛。次に動くことが少ないので、足の筋肉がだるくなる。肩関節の硬直化、肩こり、目の疲れ等々。 アンダーストレス状態です。家で自主トレに励むも、なかなか集中できません。 運動不足はすべての不調の根源になると感じています。ストレスと回復のルーティンはやはり運動と睡眠(休養)から得るのが最もだと思います。お酒では結局だますことはできません(笑)。 明日は昼から試合会場で練習することができます。久しぶりの練習で少しわくわくしています。 |