指導論 おわりに 2012年9月30日 21点ラリーポイント制となり、高度化し続ける技術、それを駆使する体力的要素の重要性が高まってきています。しかし、現在ではそれに加え、実力を発揮さ せるための「精神面」へのアプローチも重要であると感じます。「結果に左右されず、今に集中する」ことの大切さを理解し、それを具体的に実践することので きる選手の育成がこれから必要... Keiichi Arita
指導論 目指すもの(戦術について) 2012年9月30日 4)戦術 主に目指すものは「タイミング」をコントロールすることです。五輪書などには「拍子」と表現されていますが、相手を欺く最も有効な手段です。 1.相手のタイミングにはまらないこと。 特にサービス場面ですが、相手の構えにつられて構えてしまうと、タイミングを外されることがあります。自分のタイミングを保ちながら、相手に合わ... Keiichi Arita
指導論 目指すもの(心理について) 2012年9月30日 3)心理 目指すものは「平常心を保つこと」です。この平常心とは“何事にも動じない心”というものではなく、“浮かんできた余計な思考にこだわらない心”を意味します。感情は行動に影響を及ぼします。技術を引き出すのも感情です。感情をコントロールすることが大切です。 1.怒り(変えることのできないもの)への感情をコントロールする... Keiichi Arita
指導論 目指すもの(体力について) 2012年9月30日 2) 体力 一人ひとりの体型や筋肉の質、量によって、プレースタイルやフォームバランスは変わります。体力的に目指すものは「体を自分のイメージどおりに動かせること」です。より高く、より強く目指すことも大切ですが、自分の体型と筋力のバランスが最も重要です。 1.バドミントンに必要なものはバドミントンで作る。 本来の能力を発揮... Keiichi Arita
指導論 目指すもの(技術について) 2012年9月30日 1) 技術 技術的に目指すのは、「ラケットのスウィートスポットにシャトルを当てること」です。そのためのラケットコントロール技術とトラベリング技術向上を目指します。 1.シャトルを中心視で捕らえていること。その為のボディバランスを保てていること。 まず、シャトルが見えなければ対応できません。シャトルをコントロールするため... Keiichi Arita
指導論 指導すること 2012年9月30日 脳でイメージされたことには実現化する力があります。したがって、良いプレーを脳にイメージとして残すことが大切です。映像や試合会場などでもいいで しょう。まずトッププレーヤーのプレーを見ることが大切です。そして、そのイメージを自分に合う形へ発展させていくために練習で細かく修正を加えていきま す。様々なエラーが出るでしょうが... Keiichi Arita
指導論 試合中にみること 2012年9月30日 ラリーポイント制になり、コーチがアドバイスできる機会が増えました。しかし、その時間は短くなっており的確に話をまとめることも重要となっています。 まず最初は選手の体や心の調子を観察します。力んでいないか、結果に対する反応はうまくできているかを見ます。次に相手選手の長所と短所を見つけ、同じよ うに結果への対応を見ます。この... Keiichi Arita
指導論 団体戦直前に話したこと 2012年9月30日 全国大会での団体戦の雰囲気は異常に盛り上がります。自分が自分でないような緊張した気分になることもあるかと思います。しかし、最も大切なことはいつ も通りの力を発揮することで、そのための集中力を持続させることです。周りのコートが競り合って盛り上がっている状態であることもありますが、まず、「自 分のコートに集中する」ことを伝... Keiichi Arita
指導論 毎日の行動と準備の大切さ 2012年9月30日 一日の行動はほぼ習慣化されています。朝起きて食事をし、授業を受けた後、練習し、夕食をとって休養するように。しかし、それらの行動を適当に行うので はなく、その瞬間、その行動に集中することが大切です。習慣は大切ですが、それにとらわれてしまうとそこから抜け出すことができなくなってしまいます。集 中して行動するとその中の細かな... Keiichi Arita
指導論 新入生に話すこと 2012年9月30日 「集中する」ということは、過去を振り返ることでも未来に思いをめぐらせることでもなく、「今の瞬間の行動に意識を向ける」ことです。入学当初は慣れな い環境や日課から疲れがたまり、明日あるいは卒業するまでの日々を乗り越えていけるかどうか不安になるものです。その不安からのストレスは毎日のやる気に 影響を及ぼし、その瞬間の行動に... Keiichi Arita
指導論 選手との対話 2012年9月30日 一つの方法として選手は練習ノートを作ります。目標、練習内容、結果からの問題点、その問題点の修正方法を自分で考え記します。最後に自己評価を 点数で 記入します。いろいろな点数をつけてくれますが、中には低い点数をつける時があります。その理由として、「試合に負けたから」、「怪我で練習できなかった から」、「やる気が出なかった... Keiichi Arita