全国大会での団体戦の雰囲気は異常に盛り上がります。自分が自分でないような緊張した気分になることもあるかと思います。しかし、最も大切なことはいつ も通りの力を発揮することで、そのための集中力を持続させることです。周りのコートが競り合って盛り上がっている状態であることもありますが、まず、「自 分のコートに集中する」ことを伝えます。そのためには自分がそのコートに「真に存在」しなければなりません。結果などを考えると意識はその場所に存在でき なくなってしまいます。意識的な呼吸からその瞬間の感覚に意識を集中させることが大切です。ラリー中は、「瞬間のプレーに良し悪しの評価を加えずに次への 準備をする」ことが大切です。余計な評価はそれに拘ってしまうことから次への対応が遅れてしまう原因となります。試合中には様々なことが起こります。「何 事も受け入れ、それに反応する感情に支配されないようにする」ことが大切です。相手に意識が向かう「油断」をしないためにも「相手は自分と同じか少し上の 実力であると思う」こと、そして“強い”“弱い”等の「周りからの評価による先入観を捨て自分の感じ方を大切にする」ことも大切です。最後に「勝ちたい」 という応援の情熱は必ず伝わります。さらに、その情熱は自分の行動にとってもプラスに働きます。「自分のために与えること」はとても大切なことなのです。

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