緩急
まずはじめに、ノックでドライブをシングルスコート内に出してもらいます。その球をドライブ、ハーフショット(コート中央付近で失速し落ちる)をストレー ト、クロスに打ち分けます。目的は「強い球と弱い球のメリハリをつけること。そのためにしっかりと足を運び、肘や上半身が伸びた状態を作らないこと」としました。
次は、1対1でパターン練習をしました。まずは、(1)の範囲でサービスから、スマッシュ→ドライブ→ドライブ→ハーフ→ハーフ→ネット→ロビング→ス マッシュと繰り返してつなげます。次に(2)の範囲で行い、最後はオールコートで行いました。かなりの技術が必要ですが、時間が経つにつれて、ラリーが長くなってきました。
最後は、色のついた範囲内でのミニゲームです。ハーフショットを駆使しながら、時には頭を越すショットで意表をつき攻めたりします。得点をつけてリーグ戦などを行いました。
ゲームでは、意外とスマッシュなどでラリーが終わることが少なく、「緩い球」の処理でエラーが出てしまい得点につながるケースが多いです。この種類の球をうまくコントロールすることはとても大切だと思います。
スマッシュ抜き
シングルスの基本であるクリアやつなぎを練習します。ただしネット前の甘い球などはプッシュや決めてもかまいません。スマッシュ抜きだとラリーが長くなるので、持久力や精神力のトレーニングにもなります。
カット・ドロップ抜き
攻撃型の攻めの練習になります。また、追い込まれても前に返すことができないので深く大きく返す練習ができます。ただしスマッシュのレシーブなどは前でもOKにします。
2対1
ともにシングルスコート、サーブ権一つでやります。2の方は速いラリーにもっていき1を動かします。ただし、2の方の前衛のプッシュなどはどう考えても取れないラリーもあるので、少し甘めにつなぎましょう。1の方はかなり負荷が大きいのでやる気をなくさないような配慮が必要です。
5分交代ゲーム練習
コートが2つ以上必要ですが、相手を変えてどんどん入っていきます。5分経つと時計回りにまわっていって違う相手とやります。相手がかわるので結構おもしろいです。
1人得打ちゲーム
1人を相手にみんなで交代し入っていきます。合宿中などはよくやりました。15点ゲームを5セットや、5点ゲームを10セットくらいまわしてもいいですね。