後ろからの打ち分け

バドミントンでは4角に打ち分ける事が大切ですが、十分な体勢でそれができるのは、実際のゲームでは(レベルが高くなってくると)相手もスピードを変え、ディセプションを使ったりと様々な方法で有利にゲームを運ぼうと考えてくるので、難しくなります。

右の図のように、青の方は、赤丸のどちらかに打ちます。赤の方は、ネット前の球に対しては、必ずストレートネットで返球するという条件を設定し、後ろの球は1から4の順に打ち分けていきます。逆の移動方向も行います。

ネットをいれる事で実戦に近い状態に近づける事ができ、赤の方は追い込まれた体勢になりやすくなります。

クロスへダッシュ

クリアの打ち合いからクロススマッシュで攻め、そのリターンをできるだけ速く触り相手を追い込むパターン練習です。
図 のように(1)でクロス方向のハイクリアの打ち合いを何回か行います。そして、赤の方は青からストレートクリア(2)が出てくるとそれをクロススマッシュ (3)します。青はストレートにリターン(4)し、その球に対して赤はクロス方向へダッシュしネット(5)を高い位置で行います。続けれるなら青はその ネットをストレートにロビングで返し、またクロスクリアの打ち合いに戻ります。

劣勢から攻めへ

試合が近いということで、「リラックス」、「羽をよく見る」を前提とした、劣勢の状況から攻めへ転じる「ドライブ」を如何に打っていくか、を目的としました。
図 のように1の方は2人いるほうのコートへ返球しますが、前衛の前へ7割、後衛へ3割という割合で打ちます。前衛には目の前に返球するので速いタッチのリ ターンがあります。タイミングをずらされ追い込まれることでしょう。しかし、その返球を相手のラケットの面や態勢などを冷静に見極め、「ドライブ」で前衛 を抜きます。または後衛の待っていない方向へ「ロビング」で攻めたりもします。2の方の前衛は決めてしまうのではなく1を劣勢にするのが目的なので「何と かつなげることができる」球出しをします。

対角

テーマは打ち分けること。対角の一番遠いところを狙うということでやってみました。
図のように丸印がついたところにしか打ってはいけません。ちなみに、後ろの丸にはクリアやスマッシュ、ロブなどで打ちこめます。
前からはネットなのかロブなのか、また、後ろからはクリアかスマッシュかスライスドショット(カット)なのか...。相手の足を止めるためにいろいろと工夫をします。もちろん逆対角の練習もします。

1点返し

コートの四隅のうちの1点にすべて返すようにします。固定の人はきっちりとまわしてあげます。慣れてくれば軽くスマッシュ、ドリブンクリアなども入れより 実践に近づけます。固定の人も少しセンターに返るようにするとより実践に近い練習になると思います。右前、左前、右奥、左奥というように時間を決めて固定 の人は移動または交代します。
1人約5分~10分程度で交代します。

2対1のレシーブ

2の方から攻めてもらい、1がレシーブします。2の方はシングルスを意識しながらやってあげないと続きません。ネット前からの球は特に気をつけてください。1はリズムよく動きラリーを楽しんでいきましょう。

攻めたあとのレシーブ練習

シングルスではスマッシュ、プッシュしたあとの球は見落としがちです。この練習はプッシュしたら終わりではないということと、最後まで攻め抜くということをしています。
赤は白の矢印の方に動き、スマッシュ、プッシュ、レシーブの順に打ちます。
青は1人がストレートでスマッシュをストレートにレシーブし、ノッカーは赤がプッシュしたあと羽を投げてあげます。最初はふわっと、慣れてくればハーフスマッシュのように投げます。

速く動く練習

1人がコート前の中央に立ち、とにかく速いタッチでまわしてあげます。ハーフスマッシュで多くまわすととても速くなります。
固定の人はディセプション(フェイント)なども使い、ノータッチを誘いましょう。
もちろん動いている人は点のところに正確に返すようにします。

クリアからのフリー

シングルスの基本はクリアでどこまで攻めれるかです。この練習はクリアを10本くらい続けてから、フリーを行います。10本に近くなればなるほどクリアに工夫が必要になってきます。なぜなら適当にやっていると1発で決められてしまうからです。
クリアはストレートクロス自由に打ちます。10本は必ず続けるようにします。

あり地獄

シングルスの耐久練習のようなものです。「ここ一本」を取れるようにするのが目的です。
1人(黄色)の人は固定になり、他の4人(青、赤、緑、水色)は入れ替わりながらシングルスのゲームを行います。サーブ権の移動はありますが、ラリーポイント制で行います。

<ルール>

  1. 7点(または5点)でゲーム終了
  2. 点数が2点動くと(例えば2-0、1-1など)、入れ替わる方が交代をします。
  3. 固定された人が負けると、再び0-0に戻り、はじめからやり直します。
  4. 固定された人が勝つと、交代します

2対1の攻め

2は基本的に上げてやり、1はスマッシュ、ドリブンクリア、カット、ネットを使って攻めます。かなり運動強度の高い練習ですが、攻めを持続できるようにします。
1は簡単に上げないようにします。

3対1のレシーブ

集中攻撃をくらうような形になりますが、攻めに耐える練習です。余裕のあるときは沈めて攻めささないよう工夫します(でも相手は3人なので攻めてきます が)。余裕のないときは大きく後ろまで返せるようにしましょう(矛盾しているようですが大切なことです)。クリアを奥まで打てると3人の方もなかなか攻め にくくなります。

劣勢からのラリー

1はセンターから動き始めます。コートサイドより羽を投げ入れ、「奥に追い込まれた」という状況からラリーをつないでいきます。奥に返すのもいいですし、 ネット前に逃げるのもいいでしょう。ただし相手は2人なので読まれないよう、次のショットで決められないよう工夫しましょう。
実戦で必ず役に立つと思います。

カウンタースマッシュの練習

---フォア奥の場合---
1の方はオールコートでカットとネットを打ちます。2の方はネットかロブを上げます。ただし、1はフォア奥に低めに上がってきた場合、必ずスマッシュで攻 めるようにします。スマッシュが浮かないよう、コースを考えて打ちましょう。この練習をすると上げさせ、そこから強烈なアタックで攻めれるようになりま す。

---バック奥---
フォア奥と同じような条件でやり、バック奥にきたらスマッシュを打ちます。難しいですが左足一歩でとび攻めましょう。

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