一日の行動はほぼ習慣化されています。朝起きて食事をし、授業を受けた後、練習し、夕食をとって休養するように。しかし、それらの行動を適当に行うので はなく、その瞬間、その行動に集中することが大切です。習慣は大切ですが、それにとらわれてしまうとそこから抜け出すことができなくなってしまいます。集 中して行動するとその中の細かな違いを見つけることができるようになります。それを繰り返すことでストロークの状態や体の状態をすばやく察知することもで きるようになり、常に良い状態へ持っていく工夫ができるようになります。練習の始まりに「とりあえずシャトルを打つ」ことからその日の調子を見るのではな く、打つまでに「良いショットを出せた状態」に体を持っていくよう細かく観察し、その準備行動に全力を注ぐことが最も大切なのです。準備、行動、結果はつ ながっています。準備次第で結果の良し悪しはすでに決まっているのです。
“自分にできるはずのことを達成する勇気を、我に与えたまえ。”
“達成できなかったことを受容する忍耐力を、我に与えたまえ。”
“そして、この二つの違いを知る英知を我に与えたまえ。”
「禅ゴルフ」ジョセフ・ペアラント著、塩谷 絋訳:ベースボールマガジン社より