2001年2月現在、私自身が腰痛を起こしてから1年が過ぎました。電気治療、鍼、マッサージ、注射などいろいろと行ってきましたが、いまだになかなか痛みはひいてくれません。
そこで、もう一度腰痛についての原因と治療方法、腰痛体操などについて調べることにしました。

腰痛にもいろいろとありますが、ひとつは急性の「ぎっくり腰」。
これは過度な負荷が一気にかかりすぎて起こるものです。時間のかかるものもあると思いますが、安静にしていれば、2週間ほどで完治すると思います(1ヶ月かかるほどきついものもありましたが)。
もうひとつは「椎間板ヘルニア」。これは、椎間板の中の柔らかい髄核が突出してきて、後方、後外方に突出して、神経を圧迫刺激すると、疼痛と神経症状をきたすものです。

原因としては、

  1. 回復する時間もないほどに練習をしている使いすぎの場合
  2. 下肢や、背骨の硬結にみられるコンディショニング不良
  3. 運動量に見合った筋力が不足
  4. 下肢や、腰の冷え

などが考えられます。
治療法としては、これらの筋や腹筋、下肢の筋のストレッチング、リラクセーション筋力強化などを含めた腰部のコンディショニングの改善が必要になるということです。

腰痛を起こすと、一気に下肢の柔軟性が落ちます。私は以前、前屈で手のひらが床についたのですが、今では指先さえもつきません。腹筋や背筋の強化とともに、恐ろしく痛いのですが、下肢のストレッチもやらないとだめなんでしょうね(^^)。

腰痛体操の紹介(WILLIAMS体操)

それぞれの姿勢をゆっくり5つ数える間保持するくらいのスピードで行い、一つの体操を10~15回くらい繰り返します。
次の動作に移るまでのインターバルもじっくり休止してリラクセーションをとります。
1回の腰痛体操には15~20分くらいの時間をかけて行うのが望ましいです。
ホットパック、マイクロウェーブなどで腰部を暖めてから行うと効果的ですが、自宅では入浴後に行うと良いです。

※腰痛体操が適しているのは慢性腰痛症で、急性期の人は行ってはいけません。
(以上、加奈子ファンさんよりでした)

1.仰臥位で両膝を曲げて立て少し開く。両手を伸ばし膝の上をすべらすようにして、ゆっくりと上体を起こす(sit up)。

2.1と同じ体位で腹筋に力を入れ腰椎部を下に押し付けるようにし、腰椎部より上の背部は平らにベット上につけたままで殿部の筋を収縮させ上に持ち上げベッドから離す(pelvic roll)。
背部、腰部をそらしてはいけない。

3.1と同じ体位から両膝を曲げたまま胸のところに持ってくる。そして両手で脚を押さえる。(knee to chest)。

4.仰臥位で片膝を曲げておき、その位置から膝が完全に伸びるまで上にあげる。その時足首は90゜に曲げておく。その足を下に下ろしてから他の足をはじめる。交互に繰り返す(alternatic straight leg raising)。

5.図のように両膝を伸ばし、片方の膝を曲げもう一方の膝は伸ばしたまま体重を前下方に移すようにする。

6.両足は10cmくらい開きそろえて立つ。首、胸部、腰部の順に曲げてゆき同時に膝を曲げながらしゃがむ。そして腰の筋が充分つっぱるまで体を前に倒す。このとき両踵は床につけておくようにする。

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