いわゆる心技体で補えないもの
少年時代から野球、ラグビー、水泳、ピアノといろいろとやらせてもらいましたが、親や友人の影響でバドミントンを始めてみて、その楽しさに触れていくうちに、もっといいプレーをしたいと思うようになりました。しかし、怪我、体調不良、体重が減らない、感情が抑えられない、プレーに集中できない、息が上がる、お腹が重いなど様々な要因で思ったようにプレーができないことがありました。この原因は何だ?と考え、心・技・体からアプローチしてみると技術的には上手な人の話を聞いたり真似をする、体力的には定期的にトレーニングを継続する、精神的には様々なスポーツや勝負ごとで語られている著作を読む、などである程度は解決していきました。しかし、お腹の調子が悪いと集中できず、力を十分に発揮できないことは解決しませんでした。
食事の内容を考える
口から入ったものを歯で砕き、胃でドロドロに消化され、小腸で栄養分が吸収され、大腸で水分を吸収するといった、小さいころ見た絵本のイメージを思い出します。そこには唾液、胃酸などの酵素、小腸のひだ構造など人間の体が一つの機械のように働いていて、非常にうまくできていると思います。では、何を体に取り込むべきか?「勝つためにはカツでしょう」とゲン担ぎでとんかつを食べたこともありましたが、今ひとつ調子が出ない。体操の内村航平さんは特にこだわりもなく牛丼を食べていたり、逆にこだわるイチローさんはカレーライス、バドミントンオリンピック金メダリストのアクセルセン選手はブロッコリーとささみ肉と、何が正解かわかりにくい世界です。
そこで自分でいろいろと調べました。添加物が大量に入っている加工食品はできるだけ避け、肉類もできるだけ控える。魚から鳥、豚、牛へ徐々に少なくしていく。油もの、牛乳、ヨーグルト、パン、マーガリン、スナック菓子、砂糖、ジャンクフードを控える、などを考えていくと、安心して食べられるものが周りに少なすぎることに気づきました。
つづく