脳でイメージされたことには実現化する力があります。したがって、良いプレーを脳にイメージとして残すことが大切です。映像や試合会場などでもいいで しょう。まずトッププレーヤーのプレーを見ることが大切です。そして、そのイメージを自分に合う形へ発展させていくために練習で細かく修正を加えていきま す。様々なエラーが出るでしょうが、目的をもった行動にはすべて結果が伴います。その事実を素直に受け入れエラーの原因を冷静に探る練習を積み重ねること が大切です。イメージのないプレーはできなくて当然ですし、集中していないときにはイメージを保つことはできません。ラリー中に不安がよぎるとそれがイ メージ化され実行されてしまいます。良くも悪くも自分のイメージどおりのプレーが行われているということです。
この良いプレーイメージは、ほとんどの場合、良い感情と共に下意識(潜在意識)に記憶されています。うまくいった時に「できた!」という良い感情で反応 しているためです。逆に悪いプレーが出たときに自己否定する感情で反応すると、それらも一体となって記憶されてしまいます。良い感情を保たせるために「褒 める」ことがコーチとして最も大切な指導方法だと思います。試合によっては、大差で負けているような状況の悪い場合もあります。しかし、良いプレーを出す ためには、どのような状況下であっても「良いプレーには良い感情で反応する」こと、悪いプレーが出たとしても自己否定することなく、ラリー間に修正箇所を 確認した後はそれにとらわれない様忘れること。また、油断からの集中力低下や、先行く不安にかられない為にも「良いことも悪いことも続かない。今、やるべ きことに没頭すること」と考えるよう指導します。

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