情報発信とコーチングについて
けいいちん
バドミントンがメジャースポーツになり、特に大阪では男子高校生の登録者数がここ数年で倍増しました。ウェブサイト「バドミントンアカデミー」を立ち上げてから20年ほどになりますが、微力ながらメジャー化のお手伝いができたかなと思うと嬉しい!の一言です。情報を伝える手段も今はSNSやYoutubeが主流になってきて、技術情報を誰でも無料で簡単に得ることができます。今後も5Gの到来でより高速で動画が視聴でき、よりインタラクティブなコミュニティで情報交換できるようになってくるでしょう。
パンくん
なぜ選手や指導者たちは今まで出さなかった情報を公開するの?
けいいちん
今まで情報公開にはかなり手間のかかる技術が必要でしたが、個人で発信する環境を簡単に整えることが可能になったためですね。今ではユーザーが増えることで収益につながるスポンサーがつきますし、それだけの宣伝効果がSNSやYoutubeに期待されているということですね。個人的な意見であったとしても善意でもって発信されたものは誰かが必要とし、これからも続いていくでしょう。ユーザーは本当に様々です。その情報はバドミントン界だけにとどまっていない可能性もあります。自分が悩んできたこと、それに真剣に取り組んで克服できた情報はあるカテゴリー限定かもしれませんが貴重なものです。

パンくん!まずは動くことです!
善意をもって身近な情報発信から始めていきましょう。
パンくん
なるほどー!僕もやろう!でも何から始めようかな?
けいいちん
そこ!それが大事なんです。まずは興味のあること。自分が面白いなと思ったことを深く掘り下げていきましょう。人それぞれ独自の掘り下げ方があるものです。本から得る人、いろいろな人に話を聞く人、それぞれ得意な方法で始めればいいです。でも大前提として興味のあることを見つけなければなりません。

「これがうまくいったら楽しい!」

がきっかけで、

「なんでうまくいかないんだろう?」

が始まりです。自問自答も楽しいです。しかしそれを客観的に見てくれるコーチや周りの人の存在は新たな発想を吹き込んでくれます。素直な気持ちで聴いていけばいくほど率直な意見が返ってきます。ここで熱意が試されます。
パンくん
本は苦手ですぅ…。
とりあえずいつも勝てないあのおっちゃんに聞いてみよう。
けいいちん
情報発信するために視野を広げていって、いろいろなことに興味を持ち、「これ!」ということを掘り下げることが大切です。
バドミントンはコート上では一人の場合がほとんどです。ダブルスであってもラリー間で相談している時間はほとんどありません。コート上では自分自身をコーチしなければなりません。そんな時に普段から問題意識や好奇心を持って取り組んでいるかいないかで、大きく精神的な差が生まれます。

「メンタルが弱いんです」

という人は

指示されたことしかしていない
そこに面白みが感じられない
とりあえず勝たせて欲しい


という状態になっていませんか?自分の可能性を信じて「これが限界」と思えることを2%越えようと努力するすることが、自分自身をコーチに変えていくこととなります。
パンくん
確かに当てはまっとるな…
厳しー練習で、しかも怒られるの嫌だし…
けいいちん
種目にもよるのかもしれませんが理想のコーチングの技術、知識、イベント、書籍も広まってきています。バレーボール業界では益子直美さんの試みとして

「監督が絶対怒らない」大会、益子直美カップ

が話題となっていますし、書籍では

桑田真澄さんの「心の野球―超効率的努力のススメ

が勉強になります。バドミントン界では

TAGOKEN」こと田児賢一さんのYoutube技術指導

は気づかされるものが多いです。

ようやく「怒らないコーチング」でないと選手は伸びないということに気付いて日本がシフトしてきました。今までいろいろな現場を見てきた私にとって本当に嬉しいことです。(もう少し掘り下げたい方は「もう、怒らない」小池龍之介著をご覧ください)

もはや今のいい指導者は怒りません。怒っている指導者はそっと慈悲で健康を祈ってあげましょう。

しかし!!!ここで大切な習慣として、失敗した時、負けた時に自分で自分自身に対して、諦めたり、罵倒したり、怒ったりという言葉かけをしないようにすることが大切なんです。自分で言っても他人が言っても影響は同じです。脳には区別がつきませんから。悪いことに関しては事実と感情を分け、いいことに関しては事実と感情を絡めると最初はいいモチベーションになると思います。

この辺りは「新インナーゲーム」W.Tガルウェイ著が面白いです。
パンくん
はいー!!やっぱり本も読みます!
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