激しい運動や、慣れない動きなどをしたとき筋肉痛がよく起こりますね。これは誰でも経験すると思います。この筋肉痛の原因としては以下の3つの仮説が考えられています。

  1. 筋繊維の損傷(筋繊維損傷説)
  2. 局所的に筋痙縮が起こり、筋の血流が減少し老廃物が貯まって痛む(痙縮説)
  3. 過度の筋伸張運動により筋肉中の結合組織が損傷する(結合組織の損傷説)

現在では1が有力とされています。
筋肉痛には運動直後に起こるものと、運動後1~2日で起こるものがあります。

 ●運動直後のもの
筋原繊維の損傷(筋繊維=筋原繊維の束)によるもので早期解消します。軽い運動をしても大丈夫ですね。
 ●運動後1から2日で起こるもの
運動の際に筋緊張が極度に起こり、疼痛(痛み)と腫脹(はれ)を伴いなかなか治りにくい。内出血していたり、ぽこっとへこんでいる場合は、肉離れを起こしているので動かしてはだめです。

 治療法としては、ストレッチング運動や、運動直後の冷却法、夜間の温熱療法などが筋肉痛を和らげてくれます。また、消炎鎮痛剤などの塗り薬やスプレーもいいそうです。
予防的には、ウォームアップ、クールダウンは筋肉痛を最小限にくい止めるそうです。

よく歳をとってくると筋肉痛が遅れて出てきたり(1~2日後)、治りにくいといいますが、これは筋肉の衰えにより筋がかなりのダメージを受けているから ですね。30代以降はなかなか筋力アップを望めませんが、筋力低下の下降線を平行に近くもっていくことは十分に可能です。

スポンサーリンク
おすすめの記事